PHPプログラムの基本
PHPファイル名
ファイル名には、半角英数字、半角ハイフン、半角アンダースコア等が使えます。
※参画するプロジェクトによって、命名規則は様々のように感じます。
特に指定がなければアッパーキャメルケースで統一しましょう。
拡張子
拡張子は「.php」とします。
HTML内にPHPコードを埋め込む場合も、拡張子は「.php」です。
実はシンプルにphpコマンドで実行するだけの場合は、なんでもよいのですが、
拡張子で識別しているサービスがほとんどです。
例えば、XAMPPのApacheのデフォルト設定だと、ブラウザからアクセスしてもPHPファイルとして処理してくれません。
文字コード
全体的にUTF-8で統一しましょう。
UTF-8は、国際化対応などにも優れていることから、一般的な文字コードとして、多くのプロジェクトで採用されています。
改行コード
LF(\n)にしましょう。
WindowsであればCRLF(\r\n)でも問題ありませんが、実行環境が変わると問題になるのでLF(\n)で統一しておくようにしましょう。
プログラムの記述
PHPタグ
<?php ~ ?>で囲み、その中にPHPコードを記載します。
<?php
echo "Hello World!<br/>";
?>
より簡易的な<?=’~’; ?> という記載も可能です。
<?='Hello World!'; ?>
文の区切り文字
区切り文字は「;」です。
ただし、区切り文字であって、文の最後を表す文字ではありません。
そのため、以下のような記載が可能です。
<?php
echo "わーるど1<br/>";
echo "わーるど2<br/>";echo "わーるど3<br/>";
echo "わーるど4"
?>
「;」の後ろにも次の文を記載できる。
最後の文には「;」をつけなくてもよい。
※上記のような記載も可能というだけで、基本的にはやらないほうがよいです。
可読性の高い(他人が見てわかりやすい/パッと見てわかりやすい)コードを心がけることが大切です。
大文字/小文字
PHPの命令では、大文字/小文字の区別はされません。
ただし、こちらも可読性が下がることから、公式ドキュメントに沿った記述を行うべきです。
※公式ドキュメントを常に確認せずとも、VSCode等のエディタの候補表示/保管機能の通りで問題ありません。
<?php
echo "わーるど1<br/>";
ECHO "わーるど2<br/>";
eCho "わーるど3<br/>";
?>
コメント
コメントとはコード実行時の動作には関係のない、開発者によるメモ情報です。
以下の記載の仕方が行えます。
単一行コメント
<?php
echo "わーるど1<br/>";
//ECHO "わーるど2<br/>";
#eCho "わーるど3<br/>";
?>
複数行コメント
<?php
echo "わーるど1<br/>";
/*
ECHO "わーるど2<br/>";
eCho "わーるど3<br/>";
*/
?>
時と場合によって良い面と悪い面がありますが、どちらかと言えば、
「Ctrl + /」で一括に複数行コメントやその解除が行えるので、「//」によるコメントの方が使いやすいですし、実際に使うことが多いです。
実行方法
Apacheのドキュメントフォルダ配下に置いてアクセス
PHPファイルを準備する。
HelloWorld.php
<!DOCTYPE html PUBLIC "-//W3C//DTD XHTML 1.0 Transitional//EN"
"http://www.w3.org/TR/xhtml1/DTD/xhtml1-transitional.dtd">
<html xmlns="http://www.w3.org/1999/xhtml" xml:lang="ja" lang="ja">
<head>
<meta http-equiv="Content-Type" content="text/html;charset=UTF-8" />
<title>Hello World</title>
</head>
<body>
<p>
<?php
echo 'Hello! World!<br/>';
?>
</p>
</body>
</html>
準備したファイルを以下に配置する。
C:\xampp\htdocs\test\HelloWorld.php
※ドキュメントルート:htdocs
ブラウザから以下にアクセスする。
http://localhost/test/HelloWorld.php
PHPコマンド
「 php HelloWorld.php 」のようにして、phpコマンド実行することが可能です。
PS C:\xampp\htdocs\test> php HelloWorld.php
<!DOCTYPE html PUBLIC "-//W3C//DTD XHTML 1.0 Transitional//EN"
"http://www.w3.org/TR/xhtml1/DTD/xhtml1-transitional.dtd">
<html xmlns="http://www.w3.org/1999/xhtml" xml:lang="ja" lang="ja">
<head>
<meta http-equiv="Content-Type" content="text/html;charset=UTF-8" />
<title>Hello World</title>
</head>
<body>
<p>
Hello! World!<br/>
</p>
</body>
</html>
PHP対話シェル
「php -a」を行うと、対話シェルが起動します。
その後、PHP のコードを打ち込んで直接コード実行できるようになります。
>php -a
Interactive shell
php > echo 'Hello! World!';
Hello! World!
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